国民年金基金連合会は、自営業者などが任意加入している国民年金基金で、将来給付に必要な積立金の不足額いわゆる積立不足が、2011年度末に約1兆4,271億円に達し、1年間で約1,282億円増加したことを明らかにした。年金受給者の増加や、運用利回りが想定を下回ったことにより、財政が悪化している。
国民年金基金は、国民年金の上乗せ給付として自営業者らが任意加入している。将来の年金を現役時代が掛け金として積み立て、受給者に給付する仕組み。加入者は約52万人で、受給者は約34万人。受給者が増える一方で加入者は減収傾向にある。