経団連の最終集計によると、大手企業132社のこの夏のボーナスが平均で80万9,502円、昨年夏と比べ4.99%増えたことがわかりました。
製造業が5.42%増(80万8829円)、非製造業3.68%増(81万2609円)。
業種別では17業種のうち10業種がプラスとなりました。業種によりばらつきが見られ、アベノミクスを背景にした円安の影響で業績が好調だった自動車が10.73%増(89万600円)である一方、電力、鉄鋼など7業種は前年同期と比べてマイナスでした。
この調査は、従業員500人以上の東証1部上場企業240社を対象に毎年実施されているものです。
株価の上昇をはじめ景気の先行きに期待が持てそうな雰囲気は出てきているようですが、大手企業でさえまだ7業種でボーナスが減少していること、最近のガソリン代の高騰からもわかるように円安の影響が先に輸入価格の上昇となって表れており、景気が本格的に回復して中小企業へ波及するには、まだまだ時間がかかりそうです。