厚生年金などの公的年金を運用するは2013年度に4兆6,000億円の積立金を取り崩すと発表した。これは団塊世代の年金受給開始に伴うもので、2009年度以来5年連続の取崩しとなる。 経済の低成長に年金受給者の高齢化で受給期間が伸びたこと、団塊世代の大量退職による必要給付額の増加が要因であるが、年金保険料でまかないきれず不足する部分の穴埋めを図るという異例の事態が続いている。
厚生労働省によると今後、厚生年金や国民年金の保険料の引き上げににより年金積立金の取り崩し額は減っていく見込み。
【グラフは年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)HPより引用】