先日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)から、団塊世代の年金受給に伴い、2012年度の積立金取り崩しについて発表されました。取り崩し額は8兆8,000億円(前年度比37%増)に上り、4年連続で、過去最大の規模となるものです。積立金の取崩しが続くと、現役世代が受給する財源に影響が出てくるのは間違いないです。
ちなみに、年金積立金管理運用独立行政法人というのは、厚生年金保険法と国民年金法に基づいて厚生労働大臣から寄託された積立金の管理及び運用を行い、その収益を国庫に納付することで厚生年金保険事業及び国民年金事業の運営の安定に資することを目的として設立された独立行政法人です。
今や、年金の足りないところを自分で補うというより、まず自助努力が先で、働くなり、投資するなりして、老後の生計を維持するのが基本。で、足りないところを公的年金が補うという感覚に変わりつつあります。70歳現役が当たり前という時代になったときに、どんな仕事をしているのか、今の延長線以外に何か見つけたいものです。